転職の体験談は転職活動をした本人から直接聞くこともできるが、ブログやSNSなどを通して容易に読むことができるようになった。簡単に見つけられるので、初めての転職のときには参考にする人も多い。ただ、転職に活かすにはコツを押さえることが必要で、きちんと理解ができていないと失敗につながるリスクもあることを覚えておこう。
体験談を読んで自分の転職に活かすためのコツは、体験談を執筆した人の年齢がどのくらいか、職種や業種としてどんなものを選んだかを確認して詳しく読むかどうかを決めることだ。自分の年齢に近い同世代の人で、自分が希望している職種や業種を志望して転職に成功あるいは失敗した人の体験談であれば参考になることがたくさん含まれている可能性が高い。
このような人の意見を参考にすると転職活動に直結する情報が得られるのが魅力だ。何に注意しなければならないか、どんな失敗をしたのか、どのような工夫をしたのかがはっきりとわかり、それをそのまま転用して自分の転職活動に使っていくことができる。
しかし、業界をまたいでしまったり、年齢が大幅に違ったりしてしまうと、同じようにやったために失敗するリスクがある。挨拶の仕方などの基本的な部分も業界常識による違いが大きく、年齢に対する考え方も異なっている。この違いがあることを理解せずに体験談をたくさん読んでしまうのは労力の無駄になってしまう。きちんと参考になる人からの情報を厳選するように心がけよう。